ここでは、趣味、すなわち「何が好きか」で自分を語ろうと思います。
※長文なので、PCのブラウザで開いたほうが見やすいです。
マンガ:
『呪術廻戦』は言わずもがな、大好きな漫画のタイトルを、もう2つ挙げます。
『テラフォーマーズ』と
『寄生獣』です。
(テラフォーマーズはまだ完結していないですが、)全部、心の底から大好きな漫画です。
ここでは愛を語りきれないので、いずれ、別のところで詳しく書きます。
ジャンルは青年漫画とSFに偏りがちですが、サブカル系も王道少年マンガも(勿論!)読みます。
エログロ表現は、割となんでもいけます。R18を読むときもあります。
SFでは、『シドニアの騎士』と『ぼくらの』が特に好きです。
『AKIRA』とか攻殻機動隊シリーズとか、『BLAME!』みたいなハードな世界観も好きですね。
奥浩哉先生の『GANTZ』『いぬやしき』は、絵面がバチバチに格好良いですし、設定やシチュエーションも面白かったです。
『少女終末旅行』は日常描写がメインなので、先に述べた作品とは毛色が異なりますが、SF的な世界観を味わえる名作です。
好きな漫画家さんを何名か挙げると、岡崎京子、新井英樹、浅野いにお、松本大洋など…。
アフタヌーンとかスピリッツとか、青年誌系統のマンガは、好きな作品が多いです。
岡崎京子さんの作品では、『pink』が特に好きで何度も読み返しています(ワニが出てきます)。
吾妻ひでお先生の漫画も好きです(『ななこSOS』『アル中病棟』など)。絵がとっても可愛いんです。
九井諒子(『ダンジョン飯』)、市川春子(『宝石の国』)の両先生は、代表作はもちろん、短編集も名作ぞろいの内容です。
新井英樹『ザ・ワールド・イズ・マイン』は凄まじい作品です。
かなりギリギリのラインで成り立っています。
(ある意味において、これを越えられる漫画はないんじゃなかろうか。)
高校生のころ、模試の帰りがけ、新宿の古本屋に買いに行った思い出があります。
余りにも暴力的かつショッキングな内容だったので、初読した時は本当にびっくりしてしまいました。
山本英夫『のぞき屋』『殺し屋1』、藤沢とおる『湘南純愛組』『GTO』など、ヤクザもの・ヤンキー漫画も結構好きなジャンルです。
ジャンプ系の作家さんだと、松井優征、村田雄介、桂正和先生の作風が好きです(ギャグのテイストや絵柄も含めて)。
『暗殺教室』は連載をリアタイしてて、(
自分も当時中学生でしたから、)とても思い出深い作品です。
ネウロは、ブラックユーモアや小ネタに溢れているところが良くて、個人的な趣味に刺さる内容も多く、とても楽しく読んでいました。
松井先生の漫画にはエキセントリックな空気感が通底していて、他では味わい難い魅力があります。
『ワンパンマン』は、当時、面白いという評判をさかんに聞いていたので買いました。
それで第1巻を読んだところ、作画、ストーリー、コメディ要素...何もかもが、あまりにもハイレベルで圧倒されました。
今でも連載が続いているので、ずいぶん長いこと楽しませていただいています。
『アイシールド21』もとても好きな漫画です。
やっぱり絵がすごく上手いですし、だんだん仲間が増えていく感じも、王道ながら良かったです。
桂先生の作品では、大人向けの内容になりますが、『M』が特に心に残っています。
短編の恋愛物語で、(設定は少々ユニークなんですが、)とてつもなく深い心情描写に引き込まれる作品です。
『ワールドトリガー』も好きです。1巻の発売時から単行本を集めています。
というか、第1話を雑誌で読んですぐ、(好みのタイプのSF作品だったので)単行本を必ず買おうと決めていました。
小中学生の頃は、わずかなお小遣いを(どうにか)やりくりしつつ、色々な漫画を読みふけっていたものです。
最近の作品だと、『Dr.STONE』がとても良かったです。
『アンデッドアンラック』は1話目からとても面白くて、以来、単行本で追っています。
マンガの話をするとキリがないのですが、有名どころでいえば、ハガレンとジョジョはかなり好きな方です。
『鬼滅の刃』『進撃の巨人』の両作品はやっぱり凄くて、記録的なヒットになるのも頷けます。
『チェンソーマン』(第1部)も、かなり好きな作品です。(掲載誌はジャンプでしたが、青年誌っぽい読み味の作品でしたね。)
ここで言及した作品以外にも、マンガは好きで色々と読みます。
美術:
美術館・展覧会に行くのが好きです。
関東に住んでいるので、東京都美術館、国立新美術館、東京国立近代美術館、森美術館の展覧会はチェックしています。
森美術館「LOVE展」(2013年)に訪れたことが、美術に興味を持つきっかけになりました。
個人的な趣味嗜好としては、日本の近~現代美術がメインです。
とりわけ、1970年代前後、日本で前衛芸術運動が盛んだった頃のアートに惹かれます。
ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ、ハイレッドセンター、読売アンデパンダン展など…。
(この頃の作家で有名な方だと、赤瀬川原平や横尾忠則さんがいらっしゃいますね。)
特に好きなアーティストは、工藤哲巳、高松次郎です。
2014年に近代美術館で開催された「あなたの肖像―工藤哲巳回顧展」の図録は、何度も読み返しています。
靉嘔による虹色の平面構成や、白髪一雄の迫力あふれる巨大な絵画も、とても魅力的に感じます。
日本画を見るのも好きです。(有名な方だと、横山大観や東山魁夷など。)
現代の美術シーンで活躍している作家の動向にも注目しています。
森美術館の展覧会に行くと、会田誠やChim↑Pomの作品をよく見かけます。
このあたりのアーティストは、作品のコンセプトがチャレンジングで中々面白いです。
「都美セレクション 新鋭美術家 2015」は、5人の出品作家の作品すべて素晴らしく、忘れられない展示でした。
とりわけ、髙島圭史さんの光輝くような日本画や、高松和樹さんによるグラデーションの絵画は、実物をを見ることができて本当に良かったです。
リアリズムの方では、諏訪敦さんの写実絵画が、どこか悲しみをたたえていながら本当に美しくて、すごく好きです。
日本以外の画家で好きなのは、バルテュス、ターナー、ホドラーなど。近代の方が多いです。
国立西洋美術館にもよく行きます。ロダンの彫刻がいっぱいありますし、コルビュジエによる建築も素敵です。
展覧会は、作家や時代、ジャンルにはこだわらず、タイミングが合えば何でも行くようにしています。
ふらっと入った美術館で、公募展をみるのも楽しいですね。
小説:
マンガばかり読んでしまうから、いわゆる"読書家"ではありません。
(なので、自分が読む本の範囲は、やや限られているのですが、)ここでは好きな小説についてお話します。
中学生の頃から、「第三の新人」の小説を好んで読むようになりました(遠藤周作、吉行淳之介、安岡章太郎など)。
国語の練習問題で、安岡章太郎の小説『宿題』の読解をしたのがきっかけです。
小説を読むのは苦手だったのですが、これ以降、読み方が少しずつ分かるようになりました。
特に好きなのは、『ガラスの靴』『悪い仲間』(安岡章太郎)、『驟雨』『子供の領分』(吉行淳之介)です。
時代がややバラバラですが、北杜夫『天井裏の子供たち』、谷崎潤一郎『痴人の愛』『小さな王国』 、開高健『裸の王様』も好きな作品です。
その他、好きな作家・小説をいくつか挙げていきます。
村上龍『限りなく透明に近いブルー』は、冒頭から凄まじい描写力に圧倒される作品です。
何度も何度も読み返しています。今とは時代も違うけれど、決して色あせない魅力を放っています。
この小説で描かれた青春の情景は、退廃的でどうしようもないのに、失うのがとても惜しいようなきらめきを感じます。
ほかにも、『ラブ&ポップ』、短編集『空港にて』、(小説ではないけれど)『13才のハローワーク』が好きな作品です。
東山彰良『流』は、台湾が舞台の青春ミステリで、第153回の直木賞受賞作です。
この作品に出会えてよかったと、心の底からそう思えるような小説でした。
東山さんの作品は、デビュー作『逃亡作法』や『さすらい』(旧題:『愛が噛みつく悪い星』)などのクライムノベル、大藪春彦賞を受賞した『路傍』、長編大作『ブラックライダー』、その他多数ありますが、だいたいどれも面白いです。
文章にキレがあって、小気味の良い言い回しも多く、読み始めるとページをめくる手が止められなくなります。
東山さんは、ネウロやテラフォーマーズなど、漫画のノベライズも手掛けています。
(かくいう私も、テラフォーマーズのノベライズ『月の記憶』がきっかけで、東山さんの小説を読むようになりました。)
石田衣良の小説は、『4TEEN』『IWGP』『娼年』あたりが好きです。
『娼年』は、想像以上に映画の出来が良かったです(主演は松坂桃李)。
羽田圭介さんの文章も(わりと)好きです。芥川賞を受賞したのは『スクラップアンドビルド』ですね。
個人的には『メタモルフォシス』が面白かったです(SMプレイのお話なので、一応ご注意)。
村上春樹は、デビュー作『風の歌を聴け』を高校生の時に読んで、おしゃれな文章だなあと感じました。
内容はあんまり覚えていないのですが。国語の授業でよく出てきて、短編も読みやすいのが多かったです。
村上春樹の長編は、未読のものが多いので、時間を作っていずれ読みたいです。
外国の作家だと、レイ・ブラッドベリ、ロバート・A・ハインライン、フレドリック・ブラウンなどを読みます。
やっぱり、SFに偏っている気がします。
高校の頃はブラッドベリ『火星年代記』が大好きで、よくペーパーバックを鞄に入れて通学してました。
ロアルド・ダールも好きです(『チャーリーとチョコレート工場』が有名ですね)。
最近の方ですと、遠野遥(『改良』『破局』)、宇佐見りん(『推し、燃ゆ』など)を読んでいます。
こちらのお二方は、ともに第56回文藝賞を受賞してデビューされています。
実は、その時の『文藝』の号をたまたま購入していました。
2019年の秋、大学受験の勉強に疲れはて、(学校か何かの用事をさぼって)日本橋の誠品書店へ立ち寄った時のことです。
雑誌『文藝』に北野武の小説『足立区島根町』が掲載されているのを見かけ、それで興味を持ったので買いました。
(なぜかというと私は足立区出身でして、地元のお話はやっぱり気になります。『足立区島根町』はとても楽しく読めました。)
入手の経緯は偶然に過ぎませんから、振り返ってみればラッキーだったなあと思います。
遠野さんも宇佐美さんも、のちに芥川賞を受賞されています。
映画:
別段、映画に詳しいわけではありません。
ただ、いくつか好きな作品があるので、ちょっとだけお話します。
好きな洋画を、とりあえず3つ挙げます。
『トレインスポッティング』(T2も)、『ホーム・アローン』(1と2)、『スタンド・バイ・ミー』です。
トレインスポッティングを初めて(DVDを借りて)観たのは中学生の頃です。
当時とても衝撃を受けて、それまでほとんど触れてこなかった洋楽は、この影響で聴き始めました。
Heaven17 "Temptation"とか、イギー・ポップ、ルー・リード、デヴィッド・ボウイの曲は、今でもよく聞きます。
(Underworldがすごく好きなんですが、その話は「音楽」のところで書きます。)
あと、『チャーリーとチョコレート工場』の映画も、とても面白かったです。
邦画で好みだった作品を書いていくと、『日本で一番悪い奴ら』、『チワワちゃん』(原作:岡崎京子)、『宮本から君へ』(原作:新井英樹)、『青い春』(原作:松本大洋)などです。
『愛しのアイリーン』も、なかなか凄かったです。
『蛇にピアス』や『ラブ&ポップ』も、結構好きなタイプの映画でした。
最近、劇場で見た作品だと、『カラオケ行こ!』や、アニメの『ゲゲゲの謎』が、前評判通り面白かったです。
是枝監督の『誰も知らない』『万引き家族』は、すごく良い映画なのですが、観た後はひどく悲しい気持ちになります。
『MOTHER マザー』(監督:大森立嗣)は、主演(母親役)の長澤まさみさんと、息子役の奥平大兼さんの演技が、忘れられないくらい抜群に上手かったです。
音楽:
(音楽と一言で言っても、色々なジャンルのものがありますし、シーンに合わせて聴きたい曲も変わります。)
ここでは、日常でよく聴く音楽を中心に、ざっくりとお話します。
PC作業、学校のレポート、切り絵作りなど、集中したい場面では、電子音楽(テクノ/アンビエント系)をよく聴きます。
Underworld "Born Slippy", "Pearl's Girl"、New Order "Blue Monday"のサウンドが、好みのストライクゾーンを貫いています。
テクノだとYMO、クラフトワーク、Bedrockの辺りも聴きます。Aphex Twinも好きです。
テクノ以外も色々と聴きます。バラバラのジャンルに(広く浅く)、好きなアーティストがいるって感じです。
海外の方だと、Avicii、エミネム、エド・シーランが好きですね。
割と最近の曲で、エミネム "Godzilla (feat. Juice Wrld)" はMVも含めてすごく良かったです。
プリンスも聴きます。
好きな日本のアーティストは、Perfume、女王蜂、ポルノグラフィティ、サカナクション(他多数)です。
女王蜂は、「バイオレンス」(アニメ『チェンソーマン』11話ED)がきっかけで、ハマるようになりました。
ほとんどライブに行くことが無いんですが、アヴちゃんの歌唱は、いつか生で聴いてみたいです。
最近だと、こっちのけんと「はいよろこんで」がすごく良い曲でした。
ラップもわりと好きです。
ヒプノシスマイクはいい楽曲が多いですね。「パーティーを止めないで」とか、歌詞が面白くて好きです。
2009~2013年くらいの間、ニコニコ動画の文化にどっぷりと浸かっていた時期があります。
その影響を受けているので、ボカロ、東方、アイドルマスター関連の楽曲は、今でもちょくちょく聴いています。
あと、指慣らしの意味合いが強いのですが、「U.N.オーエンは彼女なのか?」を、かれこれ10年くらい(断続的に)ピアノで弾いています。
真面目に音楽をやってきていないので、クラシックに明るくはないです。
(ショパンの曲はとてもカッコいいですが、私は一つも弾けません。)
一応、傾向としては、ドビュッシーやラヴェルが書くような、優美な感じの曲が好きです。
今は弾けなくなっていますが、「亜麻色の髪の乙女」や「亡き王女のためのパヴァーヌ」を練習していた頃もありました。
プロコフィエフは時々聴いていて、「3つのオレンジへの恋 行進曲」は楽しげな曲調が素敵です。
その他:
連続アニメは、多くても年間数タイトルしか見ません。
(他のことを優先しがちで、なかなか時間が確保できないので。)
ここ数年で見たのは『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』『呪術廻戦(2期)』『アンデッドアンラック』『ダンジョン飯』くらいですね。
『キルラキル』など、TRIGGERのアニメーションの感じはとても好きです。
『勇気爆発バーンブレイバーン』は、最初の数話は見て、とても面白かったんですが、色々忙しくて残りは後回しにしています(いつか全話見ます)。
劇場アニメのほうが気楽に観れる感じもします(映画館だと音響が迫力あるのも◎)。
最近だと『デデデデ』『ルックバック』がとても良かったです。
新海誠監督の映画は、『天気の子』『すずめの戸締り』が特に好きです。
YouTuberの動画は、一人暮らしするようになってから、見る頻度が増えました。
アパートにテレビを置かなかったのが理由だと思います。
バラエティ番組の代わりに東海オンエア、クイズ番組の代わりにQuizKnockって感じです。
ベテランちさんの動画や配信も、ラジオ感覚でちょくちょく流していました。
ヨビノリやラムダ技術部を見るときもあります。
からめるさんのショートアニメも、楽しく拝見しています。
呪術廻戦にはまって以来、フィギュアやアクスタなど、グッズを買い集めるようになりました。
いわゆる「推し」ができたのは、呪術廻戦が初めてですね。
(それまでは「推し活」という言葉を耳にしたところで、どうにも実感が沸きませんでした。)
最近のフィギュアはクオリティが高いものが多くて、眺めるたびに惚れ惚れします。
テレビゲームとか、ソシャゲの類はほとんどプレイしません。
目がチカチカしてしまうのと、そもそもゲームプレイが得意じゃないのが理由です。
ゲームミュージックやビジュアルの点では、心惹かれる作品も色々とあるのですが。
ノベルゲームだと、『さよならを教えて』や、『ひぐらしのなく頃に』は少しわかります。
UFOキャッチャー、ボードゲーム、麻雀をやるのは結構好きです。
(面白そうだとは思いますが)TRPGの経験は皆無に等しいです。
最後に、好きな生き物についてです。
カエルが好きです。犬より猫より、カエル派です。
飼育は難易度が高くて出来ないのですが、写真や動画は何時間でも見てられます。
それと、「かえるのピクルス」というキャラクターが好きで、ぬいぐるみをいくつか持っています。
TV番組『アメトーーク』は、ひな壇の後ろにカエルがいっぱいいるので、とても好きです。
カエルに限らず、昆虫とか植物とか微生物も含め、生き物の話題はだいたい何でも興味があります。
あとがき:
以上、自分の趣味について語りました。
(あまり、ネットらしい言葉遣いで文を書けないので、少々堅苦しかったかもしれません。)
ここまで、かなりの長文をお読みいただき、ありがとうございました。
ご紹介したマンガや小説で、少しでも気になるものがありましたら、ネットや書店でぜひ探してみてください。
(あなたにとって良いと思える作品が、一つでも増えたのでしたら、私としてもこの上なく嬉しいです。)
皆様がどうか健康で、充実した日々を過ごされることを、心から願っています。
Kajitsu.
※この文章のタイトルは、レイモンド・カーヴァー『愛について語るときに我々の語ること(邦訳:村上春樹)』をもとにしています。